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帝王切開の茶々 茶々 8066380 2012/12/02 16:31 |
帝王切開も二度目の経験ということで、今回はちょっと手術前後の事を記録しておこうと思います。 病院によって違うところもありますが、一例として、誰かの何かの参考になれば。 私が今回驚いたのは、帝王切開なのに旦那が立ち会えた事です。一人目の時は(違う病院だったので)出来なかったので、それが普通だと思ってました。 ナース「旦那さんは立ち会い希望されますか?」 私「えっ!立ち会えるんですか?帝王切開なのに」 ナース「できますよー。切ったり縫ったりは見れないですけど、赤ちゃんにすぐ会えます。写真も撮れますよ」 私「へえ。じゃあお願いします」 注:この時旦那は居ませんでした。私の一存で決めた(笑) <手術前日> 入院します。 胸部レントゲン、心電図、NST等ひととおり受けます。 自分は38週ちょうどでの入院だったので、妊婦健診も受けました。 そしてててて剃毛、されます。その後、シャワー。 夕食は普通に食べて、その後、21時以降は絶飲食。点滴をされます。さっさと寝てしまうに限る。まあ、普通はあまり眠れないんですけどね。 <手術当日> 起床。ジュースを一本いただいて飲みます。 NSTで赤ちゃんの状態を確認。 時間になったら、手術の流れの説明を受けて、手術着に着替えます。 血栓予防のために弾性ストッキングをはきます。 ナース「弾性ストッキングのサイズがあるので、足回り測りますねー。わー、ほっそい!Sサイズでいいかなー…」 私「(男 性 用 ストッキングか…それならMやLではでかいわな…)」←アホであった。 着替えが済んだら、いざ、手術室へ…! 徒歩で。 手術室前で待ってた旦那「ストレッチャーに乗っていくとか、何かあるじゃん、徒歩ってお前…」 先生、この人ドラマの見すぎです。 手術室に着いたら、 手術台に自分でよじ登ります。ここでメガネを奪われて視界がぼやける。服もほぼすべて剥ぎ取られ、まな板の上の鯉ってこんな感じかな。 そこへ麻酔医があらわれて 「ひとーつ…ふたーつ…みーっちゅ…はい落ちたー」 とはなりません。部分麻酔なのでね。先生、この人ドラマの見すぎです。 まず背中に注射をされます。 これが、凄く痛いらしい。…らしい、というのは、前回の時もそうだったのですが、手術の説明の段階で、『背中の注射、痛いけど頑張ってください』と言われたのですね。で、そう言われたらビビるじゃない。きっと点滴や採血とは違う激痛なんだ…コワーイ!ってなるじゃない。しかも敵(麻酔医)には背後をとられている…!しまった!これでは見えない!いつ射されるのか、くそっ、やるならはやくしろひとおもいに…! ぴとっ。 私「!」 スタッフ「お消毒でーす。ビックリしないでねw」 先に言って頼むから。 とかなんとか、何度か背中を急にピトピト触られてビクビクしていたら、 「はいOKー。身体戻してー。」 あ、あれ?いつ注射したの? こんな感じで、痛いのか痛くないのかわからなかったのです。ただ、無口な麻酔医が急に背後に立つのは怖かったです。 仰向けにされて、身体がポカポカしてきます。脚はしびれる感じで、感覚が無くなっていきます。抵抗してみようかなと動かしてみたら、最初は右足の足首くらいは動かせた感覚がしましたが、あっという間に下腹部は別物のようになりました。手とか首は自由に動きます。動かして違いを実感して感心していたら、手をタオルで台に縛られました。すごーい。医学すごーい。 麻酔が効いたところで、オシッコの管が入れられます。正式名はなんだろうこれ。ナースも皆、オシッコの管!と言ってたので、オシッコの管でいきます。あーあー、下の世話を人にさせるなんて…。という気分になりますね。術後、これが抜けると気分はかなり楽になります。点滴が抜けたら気分は完全復活です。(気分は、だよ。体調は別だよ) さて、あの緑色の布?をかけられ、切腹の準備はととのったようです。私が手術室に入ってから30分ほど経過しています。 いよいよ先生が入って、手術開始。 当然ですが痛くはないです。ただ、あー…なんか切られてる…というのはわかります。なんかたまに身体(胃のあたり?)を押されたり引っ張られたりする感覚。 スタッフ「旦那さん入りまーす!」 フルアーマー旦那、登場。(周りの人と同じ格好です) 立ち会いって言っても手術だし、入口で赤ちゃん見てサヨウナラ!くらいに思っていた私は少し驚く。ズカズカとやってきて私の頭の方に来る旦那。 私「そこからなんか見えるの?腸とか?」 旦那「いや。何も見えん」 私「えー、つまんない」 とかなんとか喋っていると(お産中だぞ。どんな夫婦だ)、 「赤ちゃん出まーす。旦那さんは(私の)手を握ってあげてねー」 そんでまあこれも二度目の経験だけど、グイグイなにかが(赤子だけど)引きずり出される感じ…! 痛くはないけど、ぬおおおおとかそういう呻き声は出ます。 赤ちゃんの産声を聞きました。 開腹してから10分くらいでしょうか。旦那は赤ちゃんを見に一旦離れる。 「胎盤でまーす」 ここで生まれたての胎盤…ではなくて、綺麗にされた娘のほうとご対面。メガネもかけさせてもらえたので、ちゃんと見ることができました。(上を見たらライトに手術中の手が写って見えました。朝田龍太郎みたいな手つきで何か縛ってましたカッコイ-。先生、この人以下略) 旦那が写真も撮りました。手術中の写真…貴重だな。 ここで再びメガネをとられて、旦那は退場。 イヤホンで音楽を聴きながら、後の処置をしてもらいます。 (ここで全身麻酔に切り換えることもあるらしい。病院によります) 私の耳が塞がったのと、赤ちゃんが出て一段落したのでか、先生方も雰囲気が和んで雑談など始まる。 たまに、腹を押されたりしますが、私も気が抜けて退屈。音楽もかかってるし、寝ちゃおうかなー…。 先生「はい!終わりです。お疲れさまでした!」 私「(ビクッ!←授業中寝てて先生に起こされた感覚)あ、ありがとうございました…」 私は動けないので今度はストレッチャーに乗ります。 されるがままに服を着せられて、手術台から下ろされる…ときになって、私は脚をまっすぐ伸ばして寝ていたつもりだったのに、実はけっこう大股開きで?あられもない姿で寝ていたのであろうことが発覚しました。あり得ない方角から自分の左足が見えたので。麻酔コワーイ。脚を曲げられてるのが見えるのに、自分の脚は真っ直ぐな感覚で、この肉塊は誰の何?という感じなのがコワーイ。 病室に戻ると、布団がホカホカに暖められていて気持ちいい。(術後は寒気があるようなので暖めるそうです) 脚も、今は感覚がないですが、なんかの機械がずっとマッサージしてくれます。血栓予防のためです。 終わった終わった…。寝るかー…。 しかし、麻酔がさめてくると後陣痛と傷の痛みで眠れやしないのであった。 産めば産むほど、後陣痛ってのは痛くなるらしいですね。怖いですねー。 筋肉注射で鎮痛剤いれて、やっと2,3時間眠れました。 ナース「これ痛み止だけど、筋肉注射だからちょっと痛いんだ。肩とお尻どっちがいい?」 私「いたくない方で」 ナース「じゃあお尻だ。横向きになれるかな?」 私「(お腹いたくて寝てるのになれるかああああああ)」 注射は痛くなかったけど、どっちにしろ地獄でした。 あとは時間を空けて座薬を使って、一時間毎に目覚めるくらいの浅い眠り。 はやく回復したいので、起きてる間は痛みに耐えながら必死で足とかをもぞもぞ動かしてました。 こうして、寝たのか寝てないのかよくわからない一夜を明かすのであった。 余談 術後の会話 旦那「お疲れー。とりあえず寝ろ」 私「ああ、ごめんね急に立ち会えとか無茶ぶりして。大丈夫だった?」 旦那「大丈夫大丈夫。むしろ俺、呼ばれるまでラウンジで寝てたw」 私「え、娘が生まれるのに、寝てたのw緊張感とか無いのw」 旦那「夕べドラクエやりすぎたかなー…」 私「先生ー、ちょっとこれの腹も切ってもらえませんかー!」 腹に響くので、手術直後の患者を笑わすな。 <手術翌日> 起床。でも起き上がれない。 午前中、先生に傷の処置をしてもらう。 身体を拭いてもらって、着替え。 起き上がってみる。意外といけた。 立ち上がってみる。痛いけど、意外といけた。 ナース「じゃあオシッコの管取っちゃいまーす!」 私「ええーじゃあトイレできないとまずいじゃないですか。歩けるんですか私」 ナース「介助するから。呼んでね☆」 私「…」 まあでも、管が抜かれちゃったわけだし、このほうが気分的には楽だし、頑張ってみた。 凄くいろいろ痛いけど、意外とできた。 ようし、じゃあ動きまくって回復してやる…! 部屋をうろうろして、荷物の整理などしていると、もともと便秘がちなので最初から期待などしていなかった(一人めのときも、二日くらい出なくて難儀した)ガスがでた…! 今回は順調なようだ。 夜からご飯も出ました。 カツ丼が似合いそうなどんぶりに、入った、 重湯。(当たり前です) 今後は、食事を戻しながら点滴が減っていき、徐々に赤ちゃんのお世話にスイッチしていく予定です。 こんな感じの、帝王切開体験談でした。 |
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